とちコシカフェごはんの第5回は、宇都宮にある「kcucha rismo クウチャ リズモ」です。こちらのイチオシのごはんメニュー3品を紹介します。

 『黒黄緑(こくおうりょく)玄米ごはん』は、ふかふかの玄米にのせられた三つ具の丼。黒はカラメル角煮、黄は地鶏半熟卵、そして緑は野菜。特に角煮は絶妙甘さとまろやかさ、しかも口の中でほろっととけてしまうほどの柔らかさ!1時間くらい茹でて油を抜いた後、タレで2時間くらい煮込んでいるのでとてもサッパリした味に仕上がっています。これは絶品。そして地鶏の卵も野菜もそれぞれ質にこだわった上品な味です。
1,050円。

 『鶏のカレー玄米ごはん』は、じっくり煮込んだ知床地鶏の大きめの鶏肉がめちゃくちゃ柔らかくておいしい。丸鶏を使っているので、お客さんによって鶏の部位が違っているのですが、あえて丸鶏にしているのは、その方が「だし」がよくきいて味に深みが出るからだそうです。ん〜、たしかにコクと深みがある!定番の人気メニューです。
730円。

 『3色のせ玄米ごはん』は、豚味噌焼き、地鶏半熟卵、ひじき炒め煮の3つの具に緑の野菜をトッピングした丼。豚肉の味噌味と半熟卵がとても合うので、ごはんが引き立ちます。とてもヘルシーな素材ばかりを使った、女性に人気のメニュー。
1,050円。

今回紹介している三品すべて玄米ごはんですが、玄米とコシヒカリを程良いバランスで合わせているので、どれもとても食べやすく、ごはん自体の味を楽しめます。

 今回の「kcucha rismo」は、「おやっ」という場所にあります。通り沿いに看板はあるのですが、思わず通り過ぎてしまいそうな隠れ家的お店。しかも正面から入ろうと階段を降りるとそこは半地下の駐車場。「えっ、お店はどこ?」と戸惑いながら駐車場のエレベーターで4階へ行くと、やっとたどり着ける。しかしそこには別世界が。こんな地味な建物にこんなカッコイイ店があるのかー!と、驚いてしまいます。店内はとにかくくつろげる、長居必至の空間。以前このビルは銀行で、お店のフロアは元会議室でした。空間は一から図面を引いて納得がいくまで何度もやり直しながら作っていったそうです。とにかくどのディテールもいい!ここで説明するより行ってみて感じて欲しいお店です。

↑お店のエントランス。ここから別世界。
↑同じくエントランス。店内は巧みに仕切られた空間。
↑店内。天井を取りはらい、広い空間を作っている。
↑エントランス横の厨房。
↑雑多に見えるが計算されたレイアウト。テーブルもチェアもそれぞれ個性あるものが置かれている。
↑店内奥にはDJブースが。
↑そこかしこに展示してあるアート。
↑壁にもアーティスト作品が。
↑まるでリビングルームのような空間。
↑店内にある中二階・・・
↑その中二階はさらなる隠れ家空間。
↑中二階下の空間。照明がうまい!
↑昼間は外光と店内の暗さのバランスが絶妙。
↓ひとつひとつのディテールの素敵さが空間全体の質を作っている。

 今回取材をお受けいただいたのは、オーナーの鈴木さん。いままで何回も聞かれたはずのお店の名前「kcucha rismo(クウチャリズモ)」の意味をまずお聞きすると、「クウチャ」は造語で「空間」と「食う」とか何となくそのような意味。「リズモ」は「ムーブメント」の意味(※トロピカリズモ:ブラジルポピュラー音楽に革命を起こしたムーブメント)。もともと鈴木さんは音楽イベントのプロデュースをやっていて、音楽イベントでみんなが集まれる場所を作りたかったことがきっかけだったそうです。このお店の下(3F)で「ムジカリズモ」という雑貨店を2003年にはじめて、その半年後にこのカフェをオープンしたそうです。とにかくここはカフェであると同時に、ギャラリーであり、クラブであり、リビングルームでもあるとつくづく感じる空間です。みんなと楽しく過ごしても良し、ひとりの時間をのんびりじっくり過ごしても良しの「クウカン」! 

kcucha rismo のウェブサイトhttp://musicarismo.com

 このカフェでイチオシのメニューはコーヒー。豆は焙煎して2週間しか使わないというこだわりのコーヒーは逸品。そしてカフェラテもオススメ!なぜならここでは「ラテ・アート」を楽しむことができるのです。「ラテ・アート」とは、コーヒーに浮かべるフォームミルクに模様(ハートやリーフ)を描いたもの。今回はムービーで注ぎながら描く妙技を紹介します。
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